パレット DBA-MK21S フロントキャリパーオーバーホール
こんにちは!ジョイカル豊栄店(有)笹山モータースです(‘◇’)ゞ
今回はパレット DBA-MK21S フロントキャリパーオーバーホール
の整備記録を更新いたします(‘◇’)ゞ
そもそもキャリパーオーバーホールって何?
聞いたことはあるけどよくわからないなんて方も多いと思います。
ブレーキキャリパーとは
キャリパーはブレーキディスクを挟むパーツ
ブレーキには、以下の2種類があります。
・ディスクブレーキ:ディスクローター(金属製の円盤)を使うブレーキ
・ドラムブレーキ:円筒状のなかにブレーキシューを持つブレーキ
キャリパーとは、上記2種類のうち、「ディスクブレーキ」に使われているメインパーツです。
ブレーキが効くまでの流れ
1.ブレーキペダルを踏む
2.踏力がブレーキブースターに伝わり約30倍へ変換
3.マスターシリンダーの油圧が上がりブレーキホースに伝わる
4.ブレーキホース内のブレーキフルードがピストンを押し込む
5.ピストンの動きでディスクローターにブレーキパッドが押し付けられる
6.ブレーキパッドの摩擦力で回転を減速・停止
キャリパーはブレーキパッドの動きを制御する部品で、
車の減速・停止時にディスクローターを押さえつけながら回転をコントロールしています。
ディスクローターを挟むように付いている部品なので、ホイールの隙間からキャリパーの姿を
確認することができます。
以下では、さらに詳しくキャリパーの役割について見ていきましょう(‘◇’)ゞ
ブレーキキャリパーの「摩擦力」で車を減速
キャリパーは、内側にブレーキパッドやピストン、シリンダーが装着・内蔵されており、
ディスクローターを挟み込むようにして取り付けられています。
車の減速・停止は、ディスクローターの回転を止めて制御しますが、
これはキャリパーがブレーキパッドを押し付けるときに生じる「摩擦力」によるものです。
ブレーキキャリパーを動かすのは「油圧」
ドライバーがブレーキペダルを踏み込むと、マスターシリンダー内の油圧がかかります。
油圧がかかると、ブレーキホース内のブレーキフルードがキャリパーのピストンを動かし、
ブレーキパッドがディスクローターに押し込まれる仕組みです。
このとき、ブレーキペダルとマスターシリンダーの間に位置しているのが、ブレーキブースターです。
ブレーキブースターには踏力を約30倍に変換する働きがあり、
例えば5kgの力でブレーキを踏み込むと5kg×30倍=150kgの制動力がブレーキパッドに伝わります!
固着したブレーキキャリパーの修理は、原因となるサビや汚れを落とすために
必ずオーバーホールが必要です。 オーバーホールとは、分解して整備・点検を行うことです。
固着した状態で走行を続けると、事故につながることも考えられるため非常に危険です。
ブレーキが常にかかった状態に加え、最悪の場合はブレーキ周りも高温になり、
ブレーキフルードが沸騰してしまうことがあります。
ブレーキフルードとは、ブレーキに力を伝える作動油です。
ブレーキフルードが沸騰して気泡ができてしまうと、ブレーキが効かなくなるおそれがあります。
このような状態を避けるためには早急な対処が必要です。
今回はフロントブレーキパッドの減り交換キャリパーオーバーホール無事作業完了し
納車となりました(‘◇’)ゞ
オーバーホールには『徹底的に点検をし見直す』という意味があります!
キャリパーは、ディスクブレーキに欠かせない部品の一つです。
キャリパーの種類によって、シリンダーやピストンの数が異なり、
制御力にも大きく影響してきます(‘◇’)ゞ
車の減速・停止に欠かせないパーツなので、
10万kmに一度のオーバーホールは忘れずに行ないましょう!
その他お車に関してのご相談は何でも笹山モータースへお任せください(‘◇’)ゞ